窒化ケイ素棚板 

今日は急激に寒くなりましたね。

雪ちょっと降るかな??

 

昨日、関電が来て電柱から窯の動力の電線を敷地まで引いてくれて

ようやく窯が使える状態になりました。

 

 

普通家庭では単相200V。
それを分けて100Vに使ってるようですが

 

窯はとても電力消費が多いので3相3線の200V

電力会社の区分では低圧電力です

動力って呼ばれたりしてますね~

基本料金高いのでホント困ります。

 

もちろん単相3線200Vでも窯を焚くことは可能です。

 

これでいよいよ窯を焚けます。

 

 

そんな作業を見物してたら

 

黒いネコさんがやってきてこんなものを届けて行きました。

 

 

やっときました!!!

 

窯の焼成用の棚板。

 

これにお茶碗のせて段組んで焼いてくわけです。

 

この棚板、SiCといって炭化ケイ素でダイヤモンドみたいに硬くて

高温にも強い優れモノ。

カーボランダムなんて呼ばれたりしますが、あれは確か社名です。

シリコンカーバイトですね。

 

しかし、今回はちょっと違います。

 

実はこれは Si3N4 窒化ケイ素です。

通常酸化雰囲気で焼成して作るところを

ケイ素を窒素雰囲気中で焼成。

 

すでに丈夫なSiCより4倍の強度と2倍の緻密さ

 

丈夫なSiCでも、1250℃にさらされていると

経年で反ってきちゃうんですが、

 

これは、ほぼ反らないみたいなんです。

 

 

ということでこの薄さ

 

8mmです。

 

ご覧の通り片手で楽々♪♪

 

横詰めの自分の窯には棚板が軽いのは相当嬉しい

 

常に屈んで窯詰めですから、腰に負担がかかりやすい。

 

それでもネコさんが配達してきた30枚入りのコンテナを

 

運ぶの手伝ったけど、半端ない重さ。

 

多分80キロはあったはず。。。。

 

ドライバー泣かせですわ。